静岡市のAI研修・AI導入支援

AIエージェントとは?
中小企業が業務で使う形と、チャットAIとの違い

最終更新 2026年10月10日執筆 牧田大樹(makidai合同会社 代表)読む時間 約7分

AIエージェントとは、人が一言で目的を伝えると、AIが自分で手順を組み立て、必要な道具(検索、ファイル、メール、社内システムなど)を使いながら、複数の作業を続けて進める仕組みのことです。ChatGPTのようなチャットAIが「聞かれたことに1回答える」のに対し、AIエージェントは「仕事を1つ終わらせる」ところまで動きます。

この記事は、静岡市でAI研修と現場導入をしているmakidai合同会社が、自社で実際にAIエージェントを動かしている経験をもとに書いています。難しい言葉は使いません。

チャットAIとAIエージェントの違い

比べる点チャットAI(ChatGPT など)AIエージェント
人の指示質問ごとに毎回最初に目的を1つ
動き方1問1答手順を自分で決めて、複数の作業を続ける
道具基本は文章のやりとりだけ検索、ファイルの読み書き、メール送信、社内システムの操作など
終わり方答えを出したら終わり仕事が終わるか、人の確認が要る場所で止まる
例「この文章を要約して」「今月の領収書を全部読んで会計ソフトに登録し、立て替え分は私に確認して」

中小企業でのAIエージェントの例

大企業の事例ではなく、社員数人の会社で毎日動いているものを挙げます。すべてmakidaiが自社で作り、使っているものです。

  • 経費の登録。LINEに領収書の写真を送ると、AIが日付・金額・取引先・勘定科目を読み取り、会計ソフトに登録します。分からないときだけLINEで質問が返ります
  • ホームページの更新。「営業時間を10時からに直して」と送ると、AIがページの該当箇所を書き換え、確認用URLを返します。人が「公開する」を押すまで本番は変わりません
  • 毎朝の報告。検索順位とアクセスのデータを毎朝自動で読み、要点をLINEに1通で送ります
  • 受付。区役所の総合案内で、AIのキャラクターが4言語で道案内をしています

どれも「仕事を1つ終わらせる」ところまで動き、取り消せない操作(公開、送信、支払い)の前では必ず人が押す作りです。詳しくはAI開発のページに書いています。

AIエージェントの3つの部品

  1. 頭(大規模言語モデル)Claude や GPT などのAI。目的を読んで、何をどの順でやるかを考えます。
  2. 手(道具)検索、ファイル、メール、LINE、会計ソフト、社内システムなど。AIが「この道具を使う」と決めると、プログラムが実際に動かします。
  3. 目(確認)やった結果を読んで、うまくいったか判断し、次の作業に進むか、人に聞くかを決めます。

この3つを、会社の業務に合わせてつなぐのが「AIエージェント導入」です。市販のツール(Dify、各社のエージェント機能)で作れる範囲と、小さなプログラムが要る範囲があります。

向いている仕事・向いていない仕事

向いている向いていない
毎日・毎週、同じ手順で繰り返す仕事(経費、日報、投稿、問い合わせの一次対応)1回きりの判断が要る仕事(値決め、採用の最終判断)
材料が文章・画像・表で揃っている仕事現物を見ないと分からない仕事
間違えても人が後から直せる仕事取り消せない操作を全自動にする仕事(送金、契約)
「正解の形」を言葉で説明できる仕事担当者の勘でやっていて、言葉にできない仕事(先に言葉にする作業が必要)

導入時に決めること

  • AIが進めてよい範囲と、人が確認する場所。全自動を目指すと事故が起きます。「公開」「送信」「支払い」の前は人が押す
  • AIに渡してよい情報。個人情報や取引先の秘密をどこまで入れるか。業務で使うAIは、入力を学習に使わない契約(API)で使います
  • 止まったときの戻り方。AIが分からないときに「聞き返す」作りにする。黙って間違った答えで進ませない
  • 費用の上限。AIの利用料は使った分だけかかります。月の上限を決めて、超えないようにします

関連する言葉

  • FDE(Forward Deployed Engineer):AIエージェントを、お客様の現場に入って一緒に作る役割。FDEとは
  • バイブコーディング:AIに話しかけてプログラムを作る方法。AIエージェントを作る側の技術。バイブコーディングとは
  • LLMO:ChatGPTなどのAIに自社の名前を挙げてもらうための対策。LLMOとは

よくある質問

  • AIエージェントは、いくらで作れますか?

    1つの業務を自動化する小さなものなら3万円から、社内ツール・管理画面は5万円からです。つなぐシステムの数で変わります。目安は料金のページへ。

  • プログラマーがいなくても使えますか?

    使うだけなら要りません。作る段階は、makidaiのような会社と一緒に作るか、Difyのようなノーコードの道具で作れます。

  • AIエージェントに任せると、社員の仕事が無くなりますか?

    makidaiの経験では、無くなるのは「繰り返しの作業」で、人の仕事は「確認と判断」に移ります。社員数人の会社では、外注していた仕事が社内でできるようになる効果のほうが大きいです。

導入のご相談

makidaiは、静岡市で、AIエージェントの研修と現場導入(FDE型)を行っています。「毎日やっていて、面倒で、ミスが起きる」仕事を1つお知らせください。自社で動いているものをお見せしながら、できるかどうかをその場でお答えします。

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